境内施設一覧
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本堂
間口十四間、奥行十二間、木造銅葺屋根で、弘化二年(1845)に再建されました。本尊の延命地蔵菩薩像は、徳川第五代将軍綱吉公の帰依を受けた筑波山知足院の隆光大僧正が将来したものと伝えられます。正面入口には仁和寺真乗院の源証僧正の筆になる「金剛場」の額が掲げられています。
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不動堂
開山頼澄法印が醍醐山より奉持した不動明王立像が祀られています。普段は秘仏ですが、正月三が日のみご開帳しています。また、三が日と不動明王の縁日である毎月28日に護摩法要を修しています。
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天明三年浅間山噴火横死者供養碑
(東京都指定有形文化財)天明三年(1783)7月6日(新暦8月3日)の浅間山大噴火の犠牲者を弔う供養碑です。噴火の火砕流は麓の村を押し流し、吾妻川を下って当寺の前の江戸川の中州にも夥しい遺体が漂着して、舟の運航に差し支えるほどだったといいます。供養碑は噴火犠牲者の菩提のために、十三回忌に当たる寛政七年(1795)に建立されました。昭和48年に東京都有形文化財に指定されています。碑前に置かれた香炉は、かろうじて火砕流を逃れた嬬恋村の鎌原観音堂の形を模しています。
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新四国八十八カ所霊場
四国八十八カ所それぞれの霊場から頂いたお砂の上に祠を建て、ここを通ってお参りすると四国遍路をしたのと同じご利益があります。大正時代の創建です。
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釈尊聖地土砂宝塔
お釈迦さまに縁の深いインドの八箇所の聖地のお砂踏みができる宝塔です。宝塔の周囲に、昭和31年ネパールで開催された世界仏教徒会議の日本代表・野口辰五郎氏がインドより護持した聖地の砂が埋められています。仏祖を讃仰する古今に例のない宝塔として、昭和33年4月8日にインド大使、東京都知事などの来賓と5000人を越える聴衆参列のもと盛大に開眼法要が営まれました。
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仁王門
朱塗りの山門です。享保年間(1741頃)の建立で、昭和58年に改修されています。正面の「星住山」の額は本堂と同じく仁和寺源証大僧正の筆です。入口の左右に仁王像が祀られ、その裏面には春日野理事長によって奉納された影向の松の大横綱と、JR小岩駅コンコースに建立されている栃錦像の型が安置されています。
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大師堂
宗祖である弘法大師空海の座像が祀られています。境内にはこの他に修行大師、鯖大師、稚児大師など、さまざまなお大師さまの像が祀られています。
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鐘楼堂・梵鐘
戦時中の金属回収で一時不在でしたが、昭和37年に新しく鐘楼堂と梵鐘が造立されました。現在の鐘楼堂と梵鐘は昭和59年に改修・再鋳造されたものです。祝祭日と日曜日を除いて毎日朝夕6時(10~3月の夕方は5時)に時の鐘を鳴らしています。また大晦日には除夜の鐘を行っています。
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影向のマツ
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星降り松